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空手で身に着けられる礼儀作法

空手を習わせる親御さんにいつも聞くんですが、

「なんで空手を習わせたいのですか?」と尋ねると、9割の方が

「子どもの身体を鍛えたい」

「礼儀の正しい子どもに育てたいから」と回答をされる親御さんが多いです。

 

空手=礼儀が正しい人。

と一般的なイメージがあるみたいです。

 

これはあながち間違いではないのですが100%正しいとは言えません。

 

道場は上下関係がしっかりしている

 

入門の時期は関係なく、とにかく年齢を重視します。

 

いくら自分の方が強くても、帯が上でも、先輩には必ず敬語を使わないと怒られてしまいます。

 

普段の日常生活で、家が近所で親しい先輩でプライベートでは友達感覚で話していても、道場に入ると必ず敬語を使わないといけません。

 

私は、学校も同じで近所の先輩がいましたが、プライベートで呼び捨てで名前を呼んでいたこともあり、それが癖で道場でも平気で呼び捨てをしてしまい、先生に怒られたことがあるので、メリハリをつけいないといけないなと小学生の時に学びました。

 

最近の子どもをみていて思うのですが、この「敬語」を使える子どもが減ってきているような印象を受けます。

 

例えば、同年代の人を見ると平気で年齢が一つ上の先輩に対しタメ口、友達感覚で話す人も中にはいますが、先輩にタメ口は失礼だし、当たり前のことができていないので私からしましたら、どんな教育を受けてきたのか疑問に思います。

 

時と場合を見極められるお子さんに育て上げたいのであるならば、この「礼儀」を学べる空手は打ってつけだと思います。

 

空手道場では厳格な縦社会。このようにして他者を敬う精神を養えます。

 

道場での礼儀作法

先生や、指導者の方、目上の者を尊びます。

そして同じ年代の子に敬意を払い、後輩の面倒を見、先輩は後輩を育てます。

 

空手道場に入る時には必ず挨拶をします。

 

これから稽古する道場に対しての礼儀なのです。

 

そして、稽古に入る前には神棚を前に正座で座り、道場訓を言います。

道場訓とは以下のような写真のことを言います。

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この道場訓は、道場によって異なるのでしっかり覚えましょう。

 

続いて指導者への礼も行います。

 

稽古中では、正しい礼法をもって組手・型(形)の稽古をします。

 

稽古終了時は開始時と同じように神棚の前に座り礼をし、稽古をつけてくださった指導者・先輩方にお礼をします。

 

これが空手の稽古を始めるときから、稽古を終える礼儀作法となります。

 

礼の仕方について

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結び立とは?

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結び立とは、形の基本となる立ち方でもあります。

 

閉足立ちからつま先を外側に60度開いた形です。

 

姿勢は真っすぐした状態で、重心は体の中心に置くのがポイントです。

 

閉足立(へいそくだち)とは?

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空手には、様々な立ち方があり、まずは基本的な立ち方だけでいいのでマスターしていきましょう。

 

両足のつま先と踵を合わせてまっすぐに立った状態を閉足立ちと言います。

「型試合」の用意の構えとして用いられます。

 

空手の正座の仕方

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正座は、読んで字のごとく、正しく座る。

 

きを付けの状態から、左の膝を床に着きます。

次に、右の膝を床に着き正座。

 

後ろは足の親指を重ねます。

 

手は、太ももの上につけます。

 

手が前過ぎると肩に力が入ったり、後ろ過ぎると脇が空いてしまったりします。

 

この正座をしている時にも意識をして欲しいことがあります。

 

それは、いつでも受けたり突いたり蹴ったりできるように心構えをしておくことです。

 

左手と右手の間をおにぎりのように三角にして、指を曲げ床との間に手のクッションができるようにします。

 

前方を観つつ頭を下げ(顔は下に向ける)、1・2・3位で頭を上げます。

 

先生や先輩がいらっしゃるときは、少しだけ後に気を合わせて頭を上げるようにしましょう。

 

立ち上がるときは、座るときと逆に右足から動作を行います。

これが空手における正座の仕方なのでぜひ、身に着けて欲しいです。

 

最後に

道場に入門してしばらくした人が、礼儀作法がしっかりした感じに見受けられるのは、普段からの積み重ねがしっかりできているからなのです。

 

しかし、礼儀作法はそう簡単に身につくものではありません。

 

誰かが親切に教えてくれるものでもありません。

 

先輩を見て、先輩がどのような動作を行っているのかしっかり観察をしましょう!

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