小さな成功体験を積み重ねることにより子供のモチベーションが続く

こんにちは
めぐ@丁寧な空手家育成教室(@karateOlympic)です。
今回は親御さんから頂く質問について答えていきたいと思います。

誰しもが一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
できないと諦める子が必ずしも忍耐力がないっていうことはないのでどうやったらお子さんが諦めずに続けられるようになるのかをお話していきますね。
空手と勉強は同じ!
空手と勉強は通じるものがあって
できないことや、苦手なことがあると

子どもの好きなようにさせればいいよと思う反面。


なりかけているんですよね。
とおかれている状況は違うとは思うんですがやはり心配になりますよね。
でも安心してください。
お子さんのあるスイッチを押すことでお子さんが自ら「練習を頑張るよ!!」
「最後までやってみるよ」と挑戦できるようになる方法が実はあるんですよ。
挑戦のハードルを下げる
お子さんのやる気を継続する1つの方法は小さな成功体験を積み重ねることです。
例えば1ヵ月前まで引手ができず脇が開いていたとします。
最初はなかなかできず

お子さんと言い合いをしながら喧嘩もしたりすれ違うこともたくさんある中で手探り状態でお子さんと今ままで一緒に練習をされてきたと思うんですよね。
みんなそうやって親子喧嘩をしながら日々の練習を積み重ねていっていますし決して親子喧嘩が悪いってわけではありませんよ。
むしろ親子喧嘩はどんどんしてください。
その方がお子さんとの絆が深まるのからですね。
教えている生徒の親御さんは毎日試行錯誤しながらお子さんと向き合っています。
仕事が忙しくてなかなか子どもの練習を見てあげられない中
久しぶりに子どもの練習を見に道場に行ったら

これはお子さんのなかでくせを直すことができているので成功と言ってもいいですよね?
つまりお子さんの中でできなかったことを「できた!!」に変えていきできたことを褒めてあげる。
なかなか褒めるのができないって方はお子さんの努力の過程を認めてあげて欲しいんですよね。
それがお子さんの継続にも繋がるんですよ。
この時のできたはどんな些細なことでも構いません。
成功体験を積み重ねていくうちにお子さんは自信がもてるようにもなりますし1つ1つの小さな階段を登っていくことにより大きな目標も達成していた。
きつい努力から、楽しい努力に変わっていくのでお子さんにとっては「努力」というよりは気が付いたら「遊び感覚で上手くなっていた」
ここでいう「遊び感覚」はおちゃらけるとは違いますよ。
小さな成功体験を積んでいきお子さんのやる気を引き出していくんです。
なのでまずはお子さんと一緒に大きな目標を立てその目標を達成するためにはどうしていけばいいのか。
そこから、1ヵ月ごとの目標を決めそこからさらに1週間ごとになにをするのか。
それを決めたらその目標を達成するために今足らないことは何か。
を深堀し今お子さんに足らない部分を自主練で埋めていくんですよ。
普段から自主練でこのような目標を設定する機会ってあまりないですよね。
ただ漠然と今のまま自試練を続けていてもお子さんは伸び悩みます。
それはなぜか、あなたは3か月前からずっと同じことで悩み続け手探り状態で必死にお子さんに練習をさせているからですね。
なんでその練習をさせる必要があるのか。
目的意識をもって練習をしていかないと上手い子とどんどん差が開いてしまうんですよね。
上手い子はみんな目的意識をもった練習をしています。
だだ練習をするのではなく『なぜ』その練習をするのかを常に考えているんですよね。
だから上手くなるんです。
なので上手い子との差は『意識』の差なんですよ。
『才能』がない云々より『意識』の差でお子さんは上手くなれます。
上手い子との溝を埋めるためにもまずはあなたのお子さんがどこまでできるのかを知る必要があります。
ただ闇雲に

などの練習が一番危険です。
なぜなら、その練習が今のお子さんのレベルに合っているのか?ってわからないじゃないですか。
雑誌を見ると「強豪校のテクニック方法」が書いてあったり…
実は強豪校ほど基本を泥臭く練習しその中で「テクニックの練習」もしているんですよね。
強豪校の練習は基本を重視し特別な練習は一切しておらずむしろ、シンプルな練習ばかりです。
これは私が高校の時に強豪校にいたからこそ言える内容なんですよね。
でも、シンプルな練習を雑誌や本に書いても万人受けしないじゃあないですか。
はっきり言えば基本は退屈だし見ていても面白くないじゃないですか?
この見ていても面白くない練習を雑誌や本に書いてたところで読者の方が読みますか?って話で。
私だったら絶対に読まないです。
それはあなたも同じではないでしょうか?
圧倒的にテクニック集を読む方が楽しいですもん。
なので雑誌や本は万人受けをする記事をあえて書いているんですよ。
だからあなたに言いたいことは全ての情報を鵜呑みにするのではなく、しっかりと今のお子さんのレベルと向き合ってお子さんのレベルに合わせた練習をして欲しいんですよね。
そうしないと今まで頑張ってきたお子さんの努力が報われません。
逆にお子さんに合った練習ができるようになれば今、芽が出ずに悩んでいるお子さんでも1ヵ月あれば絶対に上手くなれます。
だからお子さんの「できた!!」」を増やすためにもお子さんの今のレベルを把握しておかなければなりません。
例えば、組手で一度攻められ怖い思いをした子がいたとします。
その子どもに対して

と言っても、一度怖い思いをした子からしたら自分から攻めていくことはできなんですよね。
なので一度、怖い思いをしたことがある子は自分から攻撃を仕掛けていくのはとてもハードルが高いんですよね。
だからまずは練習の中で「約束組手」をさせ絶対に相手が攻めてこないことを条件とし練習の中で恐怖心を取り除いてあげる練習が必要なんですよね。
といったようにお子さんが怖くないハードルまで下げる必要があるんです。
そうすればお子さんも「これなら怖くない…!」と思えるようになり挑戦をしていけるようになります。
そして挑戦したことに対して「すごいね」とポジティブな言葉をかけてあげてください。
お子さんは「親」に褒められるのが一番嬉しんですよ。
そうすればお子さんもだんだん恐怖心がなくなり自分から攻められるようにもなります。
もちろん結果はすぐには見えませんが半年あればお子さんは変われます。
そしてそのあと自分より少し弱い子と実践練習をしていく。
道場の子を見ていると上手さはわかりますよね。
なのでいきなり上手い子と組手の練習をさせるのではなく、少しずつ戦う相手を変えていくんです。
道場によっては学年関係なく男女一緒に練習をさせる道場もあるのでそこは先生と相談してみてくださいね。
できないこと苦手なことに対してハードルを少しずつあげていくんです。
そうすることでお子さんもできることが増えていくのでできないことを「克服してみよう!!」や新しいことにチャレンジをしたい。
「もっとうまくなりたい!!」と自分の心も強くなっていくんですよね。
そうなったら嬉しいじゃあないですか。
もっともっとお子さんを応援したくなりますよね。
あなたが空手の知識がなくもし空手の知識をつけるために空手を始めたとします。
そこで道場の先生からいきなりいつも子どもの空手をみているんだから「蹴りくらいやってみてよ!」と言われて
「いや、私にできないですよ!」ってなりますよね。
そして実際にやってみると「足あがらないし子どもはいつもどうやってんの?」って始めて空手の技の難しさを感じるでしょう。
だからまずは蹴りができるようになるためにも身体を柔らかくする努力をしないといけないし、1本の足で体を支えないといけないのでバランス感覚だって養わなければなりません。
これができて初めてカッコいい蹴りができるようになるんですよ。
蹴りにせよ、突きにせよ空手は技術面だけを練習すれば「勝てるようになる」ってわけではないんですよね。
このようにできるようになるためにはやるべき段階がたくさんあるんです。
段階をいきなり飛び越してテクニックばかり練習していても基礎ができていないのでどこかで土台が崩れてしまったり、そのハードルが高すぎるといつまでたってもできるようにならない。
なので

という現象が起きてしまうんですよ。
本来お子さんに合った練習で段階を踏んでいけば『うまくならない』ってことは絶対にないんですよね。
なんで断言できるのかといいますと長年の経験はもちろんあるんですが相談にのっている親御さんの9割が同じことで悩んでいるというデータが出ているからですね。
極端な話をしますと、ひらがなを読めないのに漢字は読めないじゃないですか。
お子さんも、もしかたらハードルが高すぎる。
練習をしているかも知れないなぁと…
だからお子さんがうまくなるためにも今の練習方法が本当に子どもにとって必要な練習内容なのか?
お子さんが挑戦しやすい目標を定められているのか。
もしハードルが高すぎるとハードルを下げないといけないですよね。
お子さんはそう簡単に技を習得することはできませんよ。
なぜなら何年もの練習の積み重ねが今のお子さんを作っているので今日注意したことがすぐにできる。
一度、体に染みついた変な技の癖を取るには最低1年。
長くても2,3年かかる子もいます。
なので、長い目でみて練習をする必要があるんです。
そのためにもお子さんに合った練習を自宅で行っていかなければお子さんは伸びていかないですよね。
2.3年練習を継続してきているのに新しく入ってきた子どもたちにどんどん抜かれていくお子さんの姿をみていると

もし、そう感じたのであれば今日から少しお子さんが練習するハードルを下げてみてください。
人は1日1日少しずつしか変化しないので、その変化がすぐに可視化できないんですよね。
なので、結果が見えずに不安になり焦ってしまう。
そこで良い練習がお子さんの練習風景を動画に撮っておく。
動画に撮っておくことで過去の自分と比較ができるようになるので、そこで始めて

と感じた瞬間に子どもが「できた!」という体験をします。
この繰り返しでお子さんは大変なときにも自分の芯をもてるようになり壁にぶつかっても常に明日を信じて頑張れる子になれます。
最後に
お子さんが諦めずに続けられるようになるためには、お子さんのハードルを下げ「成功体験」が多くするということでしたよね。
なので自宅での練習や道場の練習風景を撮り、1ヶ月前のお子さんと比べてみてどうなのか?
現状との差を比べて見てください。
そしてできていたら、お子さんの努力の過程を褒めてあげてください。
褒めるのが苦手な場合は、認めてあげてください。
それだけでもお子さんのモチベーションは変わりますよ!!
それでは今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。