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空手の自主練が続くモチベーションの保ち方とは?実践したい5つの方法

「子どもの自主練が続かない」
「モチベーションを維持したいけれど、どうしたらいいか分からない」
「やる気があるときはがんばるけれど、なかなかスイッチが入らない息子…」

子どもを持つ親御さんの中には、こんな風に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

わが子のことを応援したいあまり、口を出しすぎてしまい、逆効果になってしまったなんて経験をしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回の記事では、子どものモチベーションを維持するために親御さんはどんなサポートができるのか、子供のモチベーションが保てないと悩んでいる方に向けて、取り入れていただきたい5つの方法についてご紹介していきます!

  • そもそもモチベーションって?
  • まずはわが子のタイプを知る
  • 子どものモチベーションを上げるために、実践したい5つの方法

今日から取り入れられる簡単な方法も紹介しているので、ぜひ今日から試してみてください

目次

そもそもモチベーションって?

やる気と混同されがちなモチベーションなのですが、やる気は物事をはじめるためのスイッチであるのに対し、モチベーションは物事のやる気を持続させるための気力や動機のことを指します。

では、モチベーションを保つのが難しい子供たちのモチベーションを保つためにはどうしたらいいのでしょうか?主に以下の3つがあげられます。

  1. 自発的なやる気を出すスイッチを探そう
  2. 自発的に物事に取り組むためには
  3. モチベーションは自己肯定感とも関係している

それぞれの具体的に見ていきましょう。

自発的なやる気を出すスイッチを探そう

物事のやる気を出すためのスイッチは、大きく分けて2種類あります。

1つ目は、好きだからやりたい!面白そうだからやってみたい!という、自発的に取り組むスイッチ。

2つ目は、先生に言われたから、がんばったらこれが買ってもらえるから。のような、自分以外の人間や物が要因になっているスイッチです。

例えば、お子さんが「日本代表選手になりたい」という明確な目標、夢があれば、自発的に練習したり努力したりするスイッチが入りやすく、空手の練習に対するモチベーションを持続しやすいことは想像がつきますよね。

一方外的要因でスイッチが入っている場合、その瞬間はがんばれても、意欲は長続きしづらいケースが多いです。

例えばがんばったら何かご褒美がもらえる、のような方法は短時間で成果を上げるには効果的な方法です。

しかし、そのご褒美に慣れてしまったり、もらうという目標を達成してしまったりすれば、それ以上の成果を出すのは難しくなります。

モチベーションを長く維持するには、自発的に取り組むスイッチをオンにするのが近道なのです。

だからお子さんに「憧れの選手や会ってみたい選手はいないか?」を聞いてみてください。

そうするとお子さんのモチベーションも保てるようになるでしょう。

自発的に物事に取り組むためには

そうはいっても、どうやったら物事に自発的に取り組めるスイッチが入るのでしょう。

それにはまず、子供が自ら考え選択する機会を多く与える必要があります。

普段の行動を見返していただきたいのですが、子どもがベストな選択をできるように、先回りして指示を与えてしまってはいませんか?子供が考える前に、親が道筋を用意していませんか?

成功をサポートしたいあまり、親が先回りしてしまえば、子供たちは自ら考え行動する機会を失ってしまっています。

子供が自ら考えて選択し、選んだ道であれば、親が何も言わなくても自発的に行動することが多いはずなんですよね。

子供のためを思って手を差し伸ばしたい気持ちもわかりますが、あれもこれも親が先回りし、答えを与えてしまっていると、子供の思考力を奪ってしまうことにもなってしまいますので、教えすぎないようにそっと見守ってあげてください。

あなたは、お子さんに、自ら考え行動できる大人になって欲しいと願っているはずです。

モチベーションは自己肯定感とも関係している

最近「自己肯定感」という言葉を聞くようになったという親御さんも多いと思います。

自己肯定感とは、ありのままの自分自身を認める感覚。他人と比較せずに、今の自分自身に自信を持つことができる感覚です。

物事を始めるときに「自分なんて」「どうせできない」という考えが真っ先に来てしまうようでは、なかなか前に進むことはできませんよね。

モチベーションを維持するためには、自己肯定感をはぐくみ「自分ならできる」「がんばってみようかな」と前向きな気持ちを持つことも大切です。

子どもの自己肯定感を上げるためにはまず、子どもが親に認められている!と感じることが必要です。具体的な方法については、記事の後半の「実践したい5つの方法」でご紹介していきますね。

子供の自己肯定感を上げるためにも、「何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書」という本を読んでみてください。自己肯定感について詳しく書かれていますので、ぜひチェックしてみてください。

まずはわが子のタイプを知る

突然ですが、あなたは褒められて伸びるタイプですか?それとも悔しい気持ちをバネに、がんばれるタイプですか?

大人でも、褒められるとがんばれるタイプの人と、悔しい気持ちをバネにもっと努力しなければと思える人がいます。

何も言わずに努力を続けられるタイプの人や、周り努力を報告することでモチベーションを維持できる、なんてタイプの人だっています。

子どもも同じで、行動を観察していると、褒められて伸びるタイプなのか、褒めると調子にのってがんばれないタイプなのか。

ただ見守っていた方が、自分自身のペースでがんばれる子なのかがわかってくるはずです。

だから、普段の生活を振り返り子供がどちらのタイプなのか見極めてみてください!

子どものモチベーションを上げるために、実践したい5つの方法

子供のモチベーションを上げるコツとして、以下の5つを実践してみてください。

  1. 口を出したいのをぐっと堪えて見守る
  2. 小さなことでもとにかく褒める(認める)
  3. 目標を設定する
  4. 環境を整える
  5. 子供のモチベーションを保つのが上手い空手の先生に習う

それぞれの詳細について見ていきましょう。

口を出したいのをぐっと堪えて見守る

今度は空手の試合で考えてみます。

子供への期待が高まるあまり「あの時こうするべきだった」「あの時のプレイはここがだめだった」とつい口出ししてしまうこと、ありますよね。

私自身も、父親からうまくできなかったときは特に、ダメだったところを指摘されていました…

親としては指摘することでより改善すればと思っているわけですが、子どもはその気持ちまでくみ取ることはできません。

空手の話に戻りますが、口出しされると子供はだんだん、試合に応援にくる親をプレッシャーに感じるようになります。

プレッシャーはある程度かかる分には悪いものではありません。子供のタイプによっては、プレッシャーがかかっていた時の方が本領を発揮するなんて大物だっているのです。

しかし、そのプレッシャーが子供に対して大きすぎる場合、子供のやる気をそいでしまう原因に直結します。

結果、空手の試合でいえば、見に来ること自体をプレッシャーに感じてしまうという結果を産んでしまうことになりかねません。

私も、実際に父親に空手の試合を観に来ないでと言ったことがあります。勝ちなさいと言われるのがプレッシャーになっていたこともあるからですね。

見守ることは、自分自身の力でやってみることでもあります。

「自分の力だけでできた」という達成感を感じると、自ずともっとやってみたい、というモチベーションにもつながりやすくなっていきます。

子供のためを思って言ってしまう気持ちもよくわかります。グッと堪えて見守ることは、最初もどかしかもしれませんがこれも全て、子供たちのためです。

小さなことでもとにかく褒める(認める)

先ほど、自己肯定感についてお話しましたが、自己肯定感を上げるためには、褒める(認める)ことがとても大切です。

親御さんの中には、両親に褒められた経験がなく、褒め方がわかならいっておっしゃる方のいますが、褒めるのが苦手な方の場合は、子供たちの頑張りをしっかり認めてあげてください。

例えばテストの点数を見て、できた部分を褒めるのか、それともできなかった部分を指摘するのかでは、子どもの親の評価の感じ方は180度変わります。

子どもにとっては、自分のがんばった部分を見てくれたかどうかはとても大切なポイントです。

つい結果ばかりに目が向いてしまいがちなんですが、大切なのは結果までの過程の部分をしっかり見てあげること。

過程が認められれば、自分ががんばったことは間違ってなかったのだ。という自信につながります。

そして子どものモチベーションを上げるためには、それをすることによって、何か子どもにいいことがある。と気づかせてあげる必要があります。

がんばっても何のリアクションもないようでは、大人もがんばれませんよね…

いいこと、というのはご褒美という意味ではなく、人生において何か自分にとっていいことがある。という意味です。

年齢が低い子どもの場合は、褒められる(認める)こと自体がモチベーションになります。

もっと大きくなれば、それが自分の人生においてどういう点で大切なのかを考えることができます。仮にそれが「好きなこと」ではなかったとしても、人生において「重要である」ことが認識できていれば、モチベーションを維持しやすいはずです。

逆をいえば、子ども自身が自分で考えた結果、やはり自分の人生への大切さを見いだせない場合は、モチベーションを維持するのは難しいともいえます。

勉強に関していえば、その時にはその必要性に気が付けないということだってあります。

しかし習い事であればその限りではありません。続けたいのは本人の意思なのか、親のエゴではないか、じっくり話し合う必要があるかもしれませんね。

目標を設定する

何かを成し遂げた。という達成感は子どものモチベーション維持に欠かせない気持ちです。

目標を設定することで、それを達成するための明確なプロセスを考えることができます。

この時設定する目標は、必ず子どもと一緒に考えて決めましょう。子どもが自分で設定した目標に対してがんばっているのだ。と認識することが大切です。

目標を設定したらぜひ、一定の周期で振り返る時間をつくってみてください。

振り返ることで、子どもは自分ができたことを認識できますし、これからどこをがんばればどうなれるのか。というビジョンが明確になってきます。

環境を整える

合宿中ならがんばれる。というお子さんをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

合宿をする最大の目的は、場所や空間を変えて、強制的に集中できるように仕向けているところにあります。

周りも頑張っているから一緒に頑張れるというのも理由ですよね。

芸能人やスポーツ選手の中には、子どもが親と同じ道を選ぶことがあります。それは、その家庭にはそれに特化した人を育てる環境が整っているからともいえます。

モチベーションは、外部からも影響をとても受けやすいものなのです。子どもの場合は特にその傾向が強いでしょう。

例えば、道着を新しく買ってもらった子は、モチベーションが上がることもあります。

形から入るのが必ずしも悪いわけではありません。外的要因をきっかけに内的要因にシフトしていければ、それは有効な方法であるといえます。

他にも、親が空手のことについて調べている姿を見て、子供が自分から自主練をしだすようなったというご家族の方もいらっしゃいました!

子供たちは、親のことを真剣にみていないように思えるかもしれませんが、かなり細かい部分まで観察しています。

だから、モチベーションを保ちやすい環境を用意してあげるのも親の務めだと思います。

子供のモチベーションを保つのが上手い空手の先生に習う

空手の自主練を継続していくためには、自分ひとりだと知らず知らずのうちに間違った練習方法を選んでいる場合があります。

今の練習って本当に正しい練習なの?と不安になることもあると思うんです。だから、近くで教えてくれる先生が必要なんですよね

具体的には、あなたのお子さんに寄り添い、先生が1人1人を丁寧にみて自主練のやり方を教えてくれたり、モチベーションを維持するためのアドバイスをしてくれたりする先生です。先生と二人三脚で空手の練習を進めることで、挫折しにくい環境を作るのです。

今の時代、オンライン指導も増えていますので「オンライン指導」に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

子供に伝えるときに実践したい2つの方法

見守るのが大事とはわかっていても、子どもにアドバイスしたいときや、教えたいときに気を付けたいときにはどうしたらいいでしょう。
次の項目では、伝えたいときに気を付けたいポイントを2つご紹介していきます。

  1. 段階を踏みながらゆっくり丁寧に
  2. 伝えるときには怒らない

それぞれ詳しくみていきますね!

段階を踏みながらゆっくり丁寧に

わが子への期待が大きいあまり、「もっとうまくなってほしい、もっとできるようになるはず」とどんどん先を急いでしまう気持ちもあるでしょう。

親御さんの気持ちも、よくわかります。

しかし、親にとっては簡単そうに見えることも、子供にとってはとてもハードルの高い1歩ってこともあります。

大人からすると、当たり前だと思ってしまうようなことでも、子供にはステップを踏んで説明する必要があることが多いのです。

だから、いっきに説明するのではなく、ステップ形式で1つ1つ確実にクリアできるようにしていくと、子供のモチベーションも落ちにくくなっていきます。

子供に伝えるときには怒らない

親が怒っているつもりがなくても、子どもからすると怒られていると感じるシーンは意外と多いです。

例えば、自主練中。なかなか理解できない子どもに対してつい「なんでわからないの?」「だからこう言っているでしょう」と言ってしまったことがある方も多いのではないでしょうか。

イライラして何気なく発してしまう一言だったとしても、子どもにとってはただ怒っていたという事実だけが残り、内容は頭に入ってこなくなります。

怒っている相手を前にしては、聞きたいことも聞きづらいですよね。

教えているうちにイライラしてしまうという人は、ぜひ自分が先生やコーチになったつもりで接してみるのがおすすめです。

適度な距離が保てるので、意外とイライラせずに子どもに教えられますよ。

今回のまとめ:モチベーションを保つためには休むことも大事

今日からできる実践的な内容についても紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

子育ては、分かっていてもわが子のこととなると、どうしてもマニュアル通りにはいきません。

子どものモチベーションが続かないときは、もしかしたら心や体が疲れているのかもしれません。

たまには思い切って親子ともに休んでしまうのも大切です。心が満たされると、不思議とやる気が出てきた!なんてことだって十分にあり得ます。

悩んだときには、自分が子どもだったらと一歩立ち止まって、それぞれのペースで子どもを支えていけると良いですね。

子育ては完璧でなくていいんです。みんなそれぞれ子育て方法は違いますので!あなたのペースで一緒に頑張っていきましょう。

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